自費マッサージについて、ある患者様の施術方針としては

治療内容 上肢・下肢の筋緊張・関節拘縮緩和のための介護マッサージ、腰臀部の筋緊張緩和のための介護マッサージ、拘縮緩和のための他動関節運動を行います。

頸肩部や上肢など、上半身の筋緊張が強めに見られ、介護マッサージと他動運動で筋緊張緩和を図りましたが、痛みの反応はあまり見られませんでした。今月後半は、仰臥位の状態で唾液でむせることがあり、上体を起こして施術するようにしました。座位で胸郭を広げるよう施術を行い、呼吸状態の改善とむせの予防を図りました。

 

左膝、上肢共に筋緊張が強めの日は他動運動は痛みを見ながら慎重に行い、ゆっくりと伸ばしていき可動域は大きく動かせました。肩・頸部の筋緊張も強かった為、介護マッサージでしっかりとほぐしました。

胃ろう直後の際は、下肢の大きな運動は避けて施術し、唾液で少しむせておられたので、上体を起こして施術し、胸背部の緊張をよく緩めました。

その後もむせがある日は、むせのためか肩背部、上肢の筋緊張が強かった為、嚥下を促すよう、頸部の介護マッサージもしっかりと行いました。

 

今後の目標として、上下肢の筋緊張緩和・拘縮予防、頸肩部の筋緊張緩和、関節拘縮を改善しADL低下予防を図っていくことを目標としております。